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テイラー主義。

今日は、久しぶりにトヨタ生産方式の
勉強会に参加しました。

この勉強会はトヨタグループで活動を永年されてきた
近藤先生がボランティアで始められたもので、8年目になる
今回も全国からさまざまな分野の方が参加されました。

勉強会とは直接関係ないのですが、今日は先生の
手元にあったテーラーの「科学的管理法」という古典を
手にする機会がありました。
テーラーイズムもこの場で知った言葉です。

Dsc08300 Dsc08302

その中に気になった文章があったので抜き出してみました。

「【労使の利害は一致する】
管理の主たる目的わ使用者の最大繁栄と使用人の
最大繁栄とにあることわ、コトサラ述べたてるほどの
必要もないくらいに明らかなことおある。

それにもかかわらず、全産業を通じて、使用人並びに
使用者の組織の大部分わ、平和のために作られていない。
ムシロ戦いのためである。(中略)

【全人類を幸福にする万能薬わない】

しかしここにヒトツの万能薬があって、ソレサエのめば、
労働者も雇主も、すべて諸問題が解決される、というわけ
にはいかない。

人にわ生まれつきナマケモノであり、非能率的なものもあり、
ヨクバリでかつ残忍なものもいる。

悪と罪とは結局なくなるものでないとすれば、ある程度
までの貧乏と悲惨とわ、どうしても免れぬことである。
繁栄を左右する因子わ沢山あり、その中にわ数人
一州またわ一国の力でわドーニモすることのできぬものが多い。

したがって労も資も多少わガマンせねばならぬ時期のある
ことわ致し方がない。

ただし、科学的管理法を実行しておれば、その中間の
時期が普通の管理法におけるよりも、利益多く幸福で、
不平不和が少なくてすむであろうし、また不景気のくる
回数わ少く、あっても短くてすみ、損失も少くてすむであろう。」
(科学的管理法 F.W.Taylor 上野陽一訳 産業能率短期大学)

テイラーイズムは科学的を追及しすぎて「人の気持ち」を
忘れたと言う批判が後年あったように思いますが、

100年前に書かれた原著の中には、企業組織の中で人々が
どうしたら幸福になれるかというテーマを真剣に追い求めていた
テイラーの思いがあったのかなあと感じました。

文章に「平和」という言葉がでてくるのも印象的です。

確かに「万能薬」はないのかもしれません。

しかし、それでもなお私たちはその追求をしつづけて
いくのでしょう。

永遠に。

そんなことをつらつらと考える休日の夜です。

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Comments

ドラッカーも、テイラーの科学的管理手法は、テイラーの意図と違って、世の中をひとり歩きした、と見ているようですね。
人の気持ちを忘れたのは、テイラーではなく、おそらく学者たち?
「わかりやすさ」に飛びつく、マスコミなんかもそうかもしれませんね。

Posted by: しゅう | 2009.05.03 at 11:08 PM

 しゅうさん

いつもありがとうございます。
この本もそうですが、何事も
「事実」を見ないと
いろんなバイアスをくっつけてしまうことが
沢山あるように思いますね。

Posted by: すーさん | 2009.05.04 at 12:47 AM

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